catch-img

エンゲージメント経営におけるよくある勘違い

「エンゲージメント」とは、企業と従業員および従業員同士の相互の信頼関係を表す。

エンゲージメントが高まることで、従業員の企業に対する貢献意欲や心理的安全性が生まれたり、定着率を改善できたりする効果がある。

実は、この「エンゲージメント」は似たイメージを持たれる単語も多く、「うちはこういうのに力入れてるし大丈夫だから…」と他人事になりがちである。

特に、その中でも多い間違いが、「従業員満足度」と「エンゲージメント」を同義に考えられることである。

もちろん、どちらも組織を運営するうえで大切なことだが、今回はその2つの違いを説明し、エンゲージメント経営の本質をご理解いただきたい。




● 従業員満足度の特徴

従業員満足度・・・組織内における待遇や労働環境に対する満足度を表したもの。

従業員満足度は、「給料を上げる」「労働環境を整える」「手厚い福利厚生を与える」などの方法で、向上させることができる。

そして、従業員満足度が高い企業は、離職も少ないというのも事実である。

しかし、これには注意しなければいけない点がある。

それは、とても不安定な要素であるということだ。


従業員満足度の意外な落とし穴?!

例えば、従業員の立場で次の場合を考えてみてほしい。


「給与が今の2倍という条件で他社にヘッドハンティングされた」

「会社の業績が悪くなり、今までに比べて待遇が悪くなった」


従業員満足度がいくら高くても、上記のような場合は従業員は辞めたいと思う可能性が高い。


従業員満足度はモノを与えることで簡単に向上させることができるが、

・会社が危機に面したときに、従業員が離れやすい

・他社と比較されるときりがなく、さらに与え続ける必要がある

という特徴を持つため、いざという時に逆効果になってしまう可能性がある。


上手く行っているときこそ従業員満足度の落とし穴に注意しなければならない。


● エンゲージメント経営の特徴

エンゲージメント・・・企業と従業員および従業員同士の相互の信頼関係

エンゲージメント経営の最大の特徴は、「信頼関係」が土台にあることだ。

従業員満足度向上のために福利厚生などにお金をかけることに比べて、エンゲージメントの土台となる信頼関係を築くことは難しく、時間もかかる。

また、目に見えないものでもあるため、特効薬のような「コレをやれば確実に信頼関係が生まれる」というものも存在しない。


しかし、信頼関係が土台となっているからこそ生まれる影響がある。




エンゲージメントが高いとどうなる?



エンゲージメントはあくまで「相互の信頼関係」という点を踏まえると、

会社・・・従業員を信頼している

従業員・・・会社や他の従業員を信頼している

ということになる。

具体的には、

「会社の理念に対して理解・共感し、全員で叶えようとしている」

「仕事に誇りを持ち、互いを称賛しあう文化がある」

などといった状態である。


この時点で薄々お気づきかもしれないが、

エンゲージメントが高いと、


・会社が危機のときこそ支えてくれる

・待遇などの金銭的な条件に左右されない


そのような組織へと変化し、新しく加わる仲間にも伝播していく。


つまり、構築するのに時間はかかるものの、一度出来上がれば崩れにくい関係性が出来上がる。


● まとめ

従業員満足度・・・簡単に向上できるが、崩れやすい

エンゲージメント・・・構築は時間がかかるが、崩れにくい


今回は従業員満足度とエンゲージメントの違いを説明した。

もちろん、どちらも企業にとって重要な項目である。

社内で新たに従業員のための取り組みを考える際は、是非この内容を思い出して従業員満足度の落とし穴にはまる可能性がないかどうかを確認してみてはどうだろうか?


また、エンゲージメントを高める具体的な方法や事例を知りたい方は、

是非とも「SWITCH - エンゲージメント1Day研修 - 」を受けていただきたい。


  エンゲージメント研修 - SWITCH - スタメンが定義するエンゲージメント経営は、「会社と従業員」および「従業員同士」に相互信頼関係がある状態と定義を決めています。 SWITCH