
今話題の「エンゲージメント」って何?なぜ重要?
〜エンゲージメントを制するものは経営を制する〜
ところで、
「エンゲージメントって何?」
「なんとなく分かる気がするけど説明は難しい。」
「従業員満足度と何が違うの?」
という方も多いだろう。
そこで、今回はエンゲージメントとその重要性についてご紹介していこう。
● 「エンゲージメント」とは
言葉の定義
エンゲージメントとは「会社と従業員および従業員同士の相互信頼関係」を表す。
重要なのは、「会社と従業員」というタテと「従業員同士」というヨコの両方の信頼関係があることだ。
これは既に欧米では広く浸透した概念であり、日本国内でも徐々に認知が進んでいる。
また、「信頼関係」というと抽象的で分かりにくいという方もいるだろうが、「相手に助けを求めた時に、しっかりと答えてくれる関係性のこと」と考えると良いだろう。
具体的には?
言葉の定義が分かったところで、具体的に「エンゲージメントが高い」とはどういった状態のことかを整理するために下の図をご覧いただきたい。
従業員が「会社のために貢献したい」「この会社で成功したい」
企業側は「一人ひとりの生産性が上がった」「イキイキと働く従業員が増え、離職が減った」
と思えるような状態である。
● なぜ注目されているのか
日本企業のエンゲージメント
他の先進国と比較して日本企業のエンゲージメントは最低レベルであり、改善すべき項目としてあらゆる業種・規模の企業から意識され始めている。
さらに、就職活動や投資の指標として企業のエンゲージメント状態に着目する人が増えているなど、今後もエンゲージメントの認知度はますます上がっていくと考えられる。
エンゲージメント向上が企業へもたらす効果
エンゲージメント向上(社内の信頼関係の構築)によって、企業はあらゆる組織課題を解決できる。
ここでは3つの経営資源に分けてそれぞれのメリットを見てみよう。
【ヒト】
・従業員の定着
・教育の強化
・リファラル採用(紹介採用)の促進
【カネ】
・売上や利益が上がる
・未来への投資が可能になる
【モノ】
・ハード面や環境の整備
・ノウハウの蓄積
・サービスの改善
このように、企業が抱える課題は、時間をかけてでもエンゲージメントを向上させることで根本的に解決することが可能である。
● まとめ
この記事を通してエンゲージメントとその重要性についてご理解いただけただろう。
しかしながら、エンゲージメントの高め方は企業によって千差万別であり、継続的な取り組みが必要となるため、重要性が理解できてもなかなか手を付けづらい項目でもある。
そこで、「うちの会社もエンゲージメントを高めたい」「それっぽいことはやっているが書いてあるような効果が出ない」という方には是非「エンゲージメント研修 - SWITCH -」についてご覧いただきたい。
読者の皆様の会社のエンゲージメントが向上し、より良い組織となることを願っている。